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Q1 ロータリーソングはいつごろから何のために?
 1907年のことです。この頃、シカゴRCは、「親睦」か「奉仕」かを巡って激論が続いていたとのことです。その中で、ロータリーの原点の1つでもある「親睦」は、ロータリーにとっては譲ることの出来ない絶対価値であり、「親睦」は心を通わせることであり、そのためには童心―少年の心の回復だと考えたハリー・ラグラスは、歌を歌おうじゃないかと始めたのです。
 このひとは、五人目の入会者で1905年3月9日の二回目の会合がポール・ハリスの事務所で開かれた時から出席しております。また、余談ではありますがシェルドンの推薦者でもあります。彼は、こんな考えで歌を皆で歌い始めました。それは、子供の頃の親しんだ歌だったとのことです。

                    (小堀憲助著「ロータリーの原点」より)

Q2 ソング「奉仕の理想」の誕生
 ときは1920年(大正9年)10月20日東京に初めてRCが創立され、続いて大阪・神戸・名古屋・京都・横浜・京城・広島・大連・奉天・ハルピン・台北と設立され、1930年には11RCの拡大発展となりました。

この頃は、例会で歌うソングは全て英語の歌詞でした。そこで、日本語によるロータリーソング作成の要望が強くなってきました。1930年神戸の地区大会で奉天RCの提案による「日本語によるロータリーソングを作ること」が採択されました。

1935年京都で地区大会が開催され、募集した新作の「日本語によるロータリーソング」の発表が行われました。

第一位「旅は道ずれ」

第二位「奉仕の理想」

第三位「平和を人の世に植え」

第四位「我らの生業」

 第一位に当選しました作品は、作曲で一部に盗作があったので失格になり、「奉仕の理想」が、第一位に繰り上げ当選となりました。

作詞前田和一郎(京都RC)

作曲萩原栄一(東京RC)

 作詞者の前田和一郎氏は、京都RCの会員で国際派の活動的なロータリアンでした。応募しました「奉仕の理想」の原詩は、

奉仕の理想に集いし友よ

世界に捧げん我らの生業・・・

でした。

 当時のガバナーは、村田省蔵氏で、国粋主義者で著名な方で、愛国心が特に強く、新ソングの選考に当たり「奉仕の理想」の歌詞の中で「世界に捧げん」を「御国に捧げん」と変えなければ、当選は無効という通達を出したのです。

 前田氏は、涙を呑んで変更を承認されましたが、逝去される際親しい友人を呼んで、「もし出来ることなら何時の日にか原詩の『世界に捧げん』に戻して頂ければありがたい」と言ったのが、遺言であったと言われております。

 ちなみに現在、RIの理事会が推奨していますロータリーソングの大体四分の三は、ロータリアンが作った歌ではありません。

                    (小堀憲助著「ロータリーの原点」より)

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